歌われる詩の観点からボブ・ディランの詩を捉え、バラッド詩型や韻律を重視しつつ論じた書。1960年代から2000年代の作品を数点、重点的に分析。取上げるのは〈風に吹かれて〉〈はげしい雨が降る〉〈時代は変る〉〈ノット・ダーク・イェット〉など
Learn Moreアイルランドの無伴奏アイルランド語歌唱「シャン・ノース」の唱法を探る本。核心部分を〈いとしのアイリノール〉'Eileanóir a Rúin' の歌をもとに解き明かす。同歌唱はアイルランド語の詩の構造と密接な関係。詩の1行ごとの詳細な分析をまじえつつ、その唱法を論じる。【主な内容】ジョー・ヒーニの唱法/装飾音/〈いとしのアイリノール〉原詩・日本語訳・背景物語・音源・音階・歌唱分析・コピュラ文 mo ghrá thú
Learn Moreアイルランド語の難関のひとつ、コピュラ(繋辞)is を憶えるための方法の例示。英語ならbe動詞に相当。アイルランド語でもっとも頻繁に接する語の一つなのに、いざ、自分で使ってみようとすると難しい。アイルランド語初級者むけ(全くの初心者にはおそらく向きません)。アイルランド語の初歩の知識があれば10分でコピュラの基本がわかる。
Learn More(共著)ケルトの歴史・文化についての初の総合事典。古代から近現代まで、ケルト文化圏の歴史・文化・社会・宗教・文学・言語・美術について網羅的に解説。日本との比較文化的視点や現代ケルト社会の実像まで、総項目数580、図版多数掲載。【執筆項目】韻律・自然詩・キーティング・ピートリー
Learn MoreJoseph Szövérffy, based on the hymnological studies of Meersseman, points out that this Irish sacred song, which can be classified as a numerical carol of the non-liturgical nature, belongs to the long tradition of Grußhymnus that goes back to the seventh-century Byzantine hymn called Akathistos by way of Gaude hymns in Latin. The present book shows that the tradition goes further back to the first-century gospel according to St Luke and beyond. アイルランドの聖歌〈聖母マリアの七つの御喜び〉の起源を論じる。
Learn More(共著)知られざるアイルランド語文学史上の傑作の本邦初訳。英語による文法解釈、メリマン論を集約。【あらすじ】7月のある夏の日、アイルランド西部クレア県で「妖精の法廷」が開かれる。裁判を司るのは「妖精女王イーヴァル」。結婚できないアイルランドの状況を嘆く若い女(原告)と、若い妻の不倫を糾弾する老人(被告側証人)。「被告」として出廷させられた「詩人」の前で繰り広げられる「真夜中の法廷」とは──。
Learn More詩では句ごとの音のまとまりがまず聞取られる。句は意味のまとまりに対応する。詩歌のメッセージを音と意味の全体として受止めるためには、句の働きをまず意識することが肝要。この観点からアイルランド語の強勢詩(2〜8強勢詩行)の句の成立ち方を分類し整理。特に4強勢詩行を重点的に考察。【主な内容】理論的前提・音の役割・韻律・句強勢・強勢詩のリズム・句境界、2強勢詩行、3強勢詩行、4強勢詩行(3拍子・2拍子)、5強勢詩行、6強勢詩行(ローカーン・クロサーンタハト)、7強勢詩行、8強勢詩行
Learn MoreKindle Unlimited会員は無料。アイルランド語の「主の祈り」をやさしく解説。アイルランド語のミサで使われ、日常の祈りとしても使われる。アイルランド語の予備知識はある方が理解しやすいが、ない場合でも骨子の部分は理解できるように工夫。比較対照するものがあった方が分りやすいので、英語の「主の祈り」(Lord's Prayer)を併記して解説。【主な内容】「主の祈り」本文(アイルランド語・英語・日本語・ラテン語)、「主の祈り」各行解説、聖書の典拠、伝承の祈り
Learn More加川良 with Lazy Hip.【収録曲】ばびぶぶべべ/祈り/ビール・ストリート/愛をうたってみせるほど/女の証し/駒沢あたりで/オレンジ・キャラバン/君におやすみ(〈ばびぶぶべべ〉のニューオーリンズ風ピアノをお聴きください)
Learn Moreアイルランドの詩人デレク・マホンの詩 'The Snow Party' を読む。この詩は何度も読み返すことによって、だんだんその姿を現してくる。この形ならではの詩が確かにそこにある。〈無数の姿形を埋め尽くす空虚の暴力的な勢い〉(米詩人Louis Asekoff)を感じる詩人。「暴力」(violence)と「沈黙」(silence)との呼応はボブ・ディランの 'Love Minus Zero / No Limit' における認識の跳躍を想起させる。
Learn Moreボブ・ディランの 'Love Minus Zero / No Limit' を読む。歌われる詩、耳で聞く詩と捉える。押韻語不在の語彙である silence と violence とをカプレットのように響かせるパラドクサー詩人ディラン。『リア王』のエコーに始まり、旧約聖書ダニエル書や、カフカやジェームズまで想起させる文学的引喩の交錯のおもしろさ。
Learn More無料記事。著者と光の存在との遭遇を描く、まるでファンタジーのような驚天動地の内容だが、どう考えてもこれは実話であり、しかも、現在も進行中の話のように思える。著者が出会った光の存在から教わったラブソングとは、私たち人間のDNA内部で歌うことをやめない歌のことだという。
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